

備えを常に(2009.10.29)
期が近づいてきた。準備だ。
自然山での限界は、万全の準備をしていた人間だけが、緊急時に生き延びる事が出来る。備えなしで山は生き延びられない。
備えを常にである。最小限の。
素手では穴も掘る事も出来ない。のこぎりがなければ、非常シェルターは作れないだろう。
食料を調達出来なければ体力を維持できない。
厳選した装具をベースに、小さめのバックパックには、使込まれた道具達が・・・
ウレタンマット、救急用品、コンパス、ロープ、のこぎり、ライター、ナイフ・・・。
小さなジップロック袋には、チタン製のシェラカップ、紅茶ティーパック3袋と砂糖5、飴、カロリーメイト、ロウソク、ホカロン、体を包む保温材ブランケット一枚。
万が一、非常時傷を負っても、針糸で縫い瞬間接着剤でふさぐ。添木を作りバンダナで固定する。
シェルターを作り、たき火を起こし、お湯を沸かして紅茶を飲めば体温は保たれる。飴を口に入れる。
しかし、シェラカップがなければお湯は沸かせない。お湯が沸かせなければ、お湯の熱を体内に取り入れる術を失う。
山では野生鳥獣と比べれば人間はなんとも情けない動物ではあるが、最小限の道具備えをし、知恵をもってまずは先人と同じことを行えばよい。
だから私が帰ってこなくても3日間は誰にも連絡は不要だ。心配無用。
・・・だがそういう訳にもいかず、その前に家族会社からは「解雇」されるであろう。
山神に祈り、汚れた空気の中で錆びついた肉体と心を磨きなおす。
森に鳥獣達を追い、川に水と魚を求め、土からパワーを貰い、山に新鮮な空気をいただく。
するとすべてが磨き抜かれる。
さて、今期は何度彼らに遭遇できるだろうか。それがすべてだ。


