

私が現在、担当させていただいている仕事のひとつに、社内報編集というものがある。
“編集”というのは何をする仕事なのか分かりにくいが、まず必須項目は、「進行管理」と「原稿整理」だろう。
「進行管理」。何ヵ月も前からスケジュールを考え、お客さまやスタッフに周知徹底。
お客さまから原稿をいただく場合、いかに気持ちよく出していただけるかもポイント。
忙しいなか、原稿を用意してくださることを考えると、せめて(?!)気持ちよく、書いていただければと思う。
次に「原稿整理」。素晴らしい内容でも、漢字の間違えがあったり読み手に伝わりにくいと意味がない。v
「あなたの為に」なのか「あなたのために」なのか、漢字にするかひらがなにするか、それを確認するのも必須。「超える」と「越える」の意味の違いも知らなければならない。
文字確認の次は写真の整理。解像度が足りているか、どこをトリミングしたらいいのか、切り抜きで使うのか。1枚の写真でもあれこれ考える。
「進行管理」と「原稿整理」は、細かく地道な仕事だが必須だ。
その上で、より良い冊子をつくるために必要なのが「編集」。
つまり、「編」と「集」だと思っている。
「集」。
つまり、まずは「集める」こと。集めることは非常に重要な仕事だ。
どうやってその冊子に必要となる情報を集めるか、どうやったら集まるか。誰に聴けばいいのか。どうやって調べたらいいのか。
足繁くお客さまの会社へ出向き、いろいろな方と話をする。
そして、普通の新聞はもちろん、業界紙にも目を通し情報を入手。何かいいヒントはないか。
情報は多ければ多いほど、いろいろな企画が生まれてくるが、多過ぎて消化不良になることもある。
しかし、そこで情報入手する手をゆるめてしまっては、次に必要となる「編」が十分納得できないものとなる。
「編」。
集めたものを「編む」ということだ。情報が集まらなければ、編もうにも編めない。
お客さまから頂いたものを切り張るだけになってしまっては、ただの作業員だ。
そこに自分なりの工夫や意見を入れてこそ「編む」と言える。
編んだものをどう見せるかは、「企画」だったり「原稿の方向性」だったり、「見せ方(レイアウト・デザイン)」だったり。
そこでどんな編み方になるかは、編集者の性格やキャリア(長ければ良いというものでもない)など、さまざまな要素による。
つまり、編集という業務を通して、自分の個性が出てしまうという、恐ろしい仕事だ。
手を抜けば、それなりの誌面しか出来上がらないのだから…。
今日もお客さまに満足していただくべく、「集」と「編」に頭を使い、足を使う。


